●理事長コラム●「幸せ」を決めるのは年収や学歴じゃなかった。
(糀と関係ない日々のこともつづる)理事長えいらくのコラム)
今回は幸福感について
最近友人がインフルエンザにかかったのですが、
(神戸市流行って来ています!発酵食品で免疫あげましょう!+お水を頻繁に取って、お部屋を加湿!!)
病院で薬をもらった後にすぐ解熱し、
その後、静養しないと!なのに、妙にテンションが高く、
「幸せ!」
「大好き!」
などのLINEがくるため、
。。。「多幸感」なんて副作用あったかしら?
と思って検索しだしたのがきっかけ。
(もちろんそんなのはみつからなかったのですが友人が元気なのが何より。)
そこで見つけたのが、
学歴や収入よりも「幸福感」を左右する要素
についての記事でした。
ちなみに、学歴は、収入に比べて幸福感にはあまり貢献していませんでした。
やはり、世帯年収は「環境」という分かりやすいものを手に入れることができますし、納得です。
ですが、それを遥かに上回るもの。
神戸大学の西村和雄特命教授らが実施した、2万人に対するアンケート調査。
この調査は、「所得」「学歴」「進学や就職などにおける選択の自由を示す自己決定」「健康」「人間関係」
この5項目に選択式の質問を設けて、統計的に分析したもので、
その結果は。。。
- 自己決定は健康や人間関係に次いで幸福感に影響を与えていた
- 自己決定は所得と比較すると、約1.4倍強い影響があった
- 学歴は統計的に有意な結果が出なかった
そう、キーワードは自己決定。
健康社会学で「裁量権」もしくは「ローカスオブコントロール」と呼ばれているものです。
ここで大切なのは、「選択の自由があると自分が思える」こと。
えー。これ、
調査するまで分かんなかったの?
って言う結果ですけど、
不自由な人が多い日本。このような調査結果をきちんと出すことにはとても意味があると思います。
日本は民主主義、自由経済の国にあって、
生活保護まである国なんですから、何を選んだって食べられなくなることはないと思うんです。
だから、実際のところ、大人になれば自分の人生自分で選べるはず。
そして、今の人生は自分で選んだとおりになっているはず。。。だと思うのですが、
「今の人生、自分で選んでこうなっている。」と思える人が少ないのか、日本は幸福感が低いですよね。
きっといろいろ理由はあると思います。
文化的なものとか、経済的なものとか、人間関係とか、、、
でも一番大きいのは、
「人と同じことをやって安心したい」
「リスクをなるべく背負いたくない」
こんな自分の気持ちが、本来与えられている自分の自由を縛っているんじゃないでしょうか?
私は正直、務めているときに比べたら収入は不安定だし、
とんでもなく下回っている年や月もあります。
いいときはいいけど、ダメなときはホントダメ。
これが自営業の怖いところ。
誰も守ってくれない。
だけど、5年前に起業してから、前の方が幸せ、と思ったことは一度もありません。
だって、誰も守ってくれない代わりに、何でも自分で決められるから!
上記の調査では「35~40歳」の幸福感が他の年齢比べて低いことがわかったそうですが、
私は「38歳で起業して、現在43歳」
とんでもなく大変!と思ったこともありますが、
これが私が「幸福感が低いといわれる年齢を幸せに過ごせた理由である」ことが
自分の中でははっきりと分かっていました。
・とんでもなくプレッシャーがかかって仕事がはかどらなくなる時
・ちょっとこのままだとまずいかも!と言う売り上げだった月
・どこにコストをかけるか、選択を間違えた時(その金額が大きかったときはなおさら)
務めていたときにはない大きなストレスにもさらされました。
でも、それを上回る幸福感を得られるからこそやり続けることができているんだと思います。
選択肢がたくさんあっても、暗に正解が決められていたり、
選択の自由があっても、上司や同僚の気持ちを過度に忖度しなければならないような環境で下された決定は
決定した本人にとっては、「自己決定」だとは思えないでしょう。
でもね、「決めているのは本当は自分なんだよ」って分かるだけで、
ずいぶんと幸せと感じるものが変ってくると思うんです。
世間の正解じゃなくて、自分の正解を見つける。
本来の忖度はしても、政治家的な忖度はしない。笑
きっと、本当にやりたいことや、目的意識があったら、
そうやって、不自由な中にも、「自分で選べる一線を自分で決めて引く」ことができるんだと思います。
自己決定してるって思えないのは、
もしかしたら、目標や、やりたいことがはっきりしていないからなのかも?
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腸内細菌が脳の幸せと関係してるっていう「脳腸相関」についての情報は、
発酵や糀好きの方には浸透して来ているんじゃないでしょうか?
不足すると
「脳の機能の低下や心の不安定」につながる セロトニン。
セロトニン不足は、ストレス障害・うつ・睡眠障害なども引き起こします。
その前駆物質を作り、脳のバランスを保つ腸内細菌を元気にする食材。
セロトニンを作るのに必要な必須アミノ酸であるトリプトファン。
この両方を「糀甘酒」は満たしています!
日本糀協会の活動が、少しでも多くの方の「幸せ」とつながりますように。
日本糀協会の活動理念についてはこちら
https://nihonkojikyokai.com/about
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