●理事長コラム●日本糀協会って今どんな感じ?ぶっちゃけてお話しします。
糀エヴァンジェリズム研究会(認定講師勉強会)の正式な発足を目前にして始まった日本糀協会・講師養成プロジェクト。
このプロジェクト発足が決定してからはや、1ヶ月以上が経とうとしています。
任意でプロジェクトチームメンバーをつのり、現在7名の講師が名乗りを上げてくれました。
「自分たちの時にはなかったけど、あったらきっと受講してた!」
まずは現在、内容を検討中の「糀料理インストラクター養成講座」をそんな講座にして行くため、そろそろ募集は締め切って、本格的に動き始めます。
協会に「所属する場所」を作る意味
これまで日本糀協会には講師が「所属する」ための場所がありませんでした。(もちろん年会費などもいただいていませんでした)
HPの運営、派遣講師の交通費や謝金、事務仕事を手伝ってくださる方への謝金、糀エヴァンジェリストからの質問に返答することや講師としてのアドバイスも含め、全ての経費を新規の受講料と本部であるカフェの運営でまかなってまいりました。「まだまだ運営者として未熟な分、勉強代だと思って働こう。」
しかし、徐々に疑問が湧いてきます。
✔︎自分たちがボランティア運営では、仕事がしたいと言っている講師も「仕事にできない講師」に育ててしまう。
✔︎「仕事」がしたい講師に対して私たちがこんな姿勢を見せていたら、これが仕事だと思ってしまうのではないか。
✔︎私たち運営側がやっていることはお金に換算したら「本来もっと価値のあるもの」であると考えているし、講師たちもわかってくれていると思っていたが、本当はわかってもらえてないのではないか?
もし、糀エヴァンジェリストの皆さんに「協会の価値」が伝わっていないのだとしたら、「糀エヴァンジェリストであるみなさんたちの価値」をもっと多くの方に伝えるのは困難です。

せっかく時間とお金をかけて難しい勉強やテストを受けて認定講師となった皆さんたちの価値を、私たち協会運営側が下げてしまう方向を向いているのだとしたら、修正していかなければならない。
私たちは、協会と講師の「価値」をまず、講師である糀エヴァンジェリストに知ってもらうためには、やはり講師が所属できる場所が必要だと考えました。そして、その価値を理解することは、講師自身のためでもあります。
そう考えた結果、まずは試験的に勉強会を作ることにしました。
糀エヴァンジェリズム研究会は、自分達の仕事の価値を高めていくための研究会
1年前、初めて試験的に作った講師勉強会「糀お料理研究部」。有志を募り、集まってくれた講師の皆さんにはずいぶんご協力をいただきました。
そして1年間の活動を経て、今年、令和元年7月から、糀お料理研究部は
糀エヴァンジェリズム研究会
として生まれ変わります。
次回の研究会予定である7月から、この名前で活動してまいります。
協会として、研究会にぜひ入ってもらいたい!と思う方はどんな方か?と言うことがはっきりしたからです。
それは
●糀を伝えていくことをきちんとお金を頂く形で仕事にしたいと思っている方
●お金という報酬にそこまで重きは置いていないが、糀の良さを伝えていくことを社会に貢献できる仕事の一つとして続けて行きたいと考えている方
この二種類の方たちです。
そして、どちらの方達も「みんなと一緒の方が自分の仕事をより良いものにしていける」そう考えている方達です。

そこで、これから仲間になってくださる皆さんや、現在活動中の認定講師に向けて、「発足前勉強会」で、私がお話ししたことや、協会としての今後方針などの一部をご紹介したいと思います。
1人でやることと、みんなでやることの違い
1人は気楽です。強制されることもない。結果が出ようが出まいが自分だけの責任。
でも、迷った時、悩んだ時、何かを教えてもらいたい時。そんな時に話を聞いてくれる人は誰もいません。自分はちゃんとやれてる!そう思い過ぎても視野が狭くなり、井の中の蛙になりがちです。仲間同士の中で、切磋琢磨しようと思えるライバルに出会えたり、同じような悩みを抱えた人と話し合えたりする。それが、みんなでやることの醍醐味です。
そして、何より1人でやりきれないことの一つが
「自分と向き合う」こと。
人に指摘されるのは嫌なものです。
「そんなことない!」って否定したくなります。
そしてどんどん頑なになったりします。
でも考えてみてください。悩んだり迷ったりするのは何故ですか?自分1人では自分と向き合えないからではないですか⁇そして、指摘してくれた人はあなたを嫌っているから指摘したのですか?
違います。あなたのことを思っているからこそ言ってくれるのです。
もし、嫌な気持ちになったとしたら、それは、あなたがあなた自身と向き合うことから逃げている証拠です。
でも嫌なことばかりじゃありません。
自分では気づかなかった才能を見つけてもらえたり、当たり前だと思っていたことが他の人にはできないことだと言う自分の価値に気づく。
いいことも悪いことも含めて、皆とやるからこそ自分が見えてくる。そこが、1人でやることと皆でやることのいちばんの大きな違いです。
しっかり自分に向き合ってこそ、視野が広がる
私が勉強会で皆さんにお話ししたことの一つは副理事である上田と最初にした話です。
「私に気に入られようとか、認めてもらいたいとか、自分の居場所を確保するだけのために力になれることをさせてくださいと言うような人とは一緒に何かをやるつもりはありません。まずは自分のために頑張れる人とやりたい。」
上田を理事にするとき、私はそう伝えました。これは上田がそう言う人だからではありません。前もっての意向を伝えたのです。
どうして?
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、私は部下や手下、とりまきではなく、パートナーが欲しかった。
これは「似て非なるもの」です。
同じ目的を持って進んでいくためには、自分もパートナーも、同じ方向を向くことはもちろん、自分自身と向き合っていく必要があります。パートナーとは、車の両輪であり、自分を映す鏡でもあるからです。

誰かと何かをしようとした時、起こることすべては自分を映す鏡。私が考えるパートナーとは、一緒に走ってくれる存在であるとともに、1人では見ることのできない自分の姿を映す鏡なのです。
だから、パートナーにもそう考えてもらわなければ自分の目的以外のすべてのベクトルが自分に向かってきてしまいます。

図1と図2を見比べていただくとわかるように、目的に向かう力は半分になり、自分に向けられるベクトルが増えることで労力もその分増加。
パートナーとは、同じ方向を向いて同じ目的に向かって進んでいけるからこそ必要なものです。でももし、一方がもう一方の人ばかりをみていたら、目的に達するのにかかる時間や労力はどう変わるでしょうか?
その上、図2のパートナーは、自分に向いているベクトルがないため、自分にもっと「私をみて」という負担を強いてきます。

このような関係は長続きしないばかりか、お互いのマイナスとなってしまいます。
いつまでも「クレクレ星人」では得られるメリットよりもデメリットの方が大きくなる
他の誰かと仕事をするときに、「自分のために頑張れる人とやりたい。」と私は言いました。
でもこれは、自分の利益ばかりを優先することを言っているわけではありません。
フリーで仕事をしていたり、自分が集団のトップであると、自由度が高いため、自分の利益にしか目がいっていない状態に陥ってしまうことは多々あります。
料理教室講師の例をあげると
✔︎自分の教室を良くするために、同業の先生の講座を受講もしくは見学だけして、いいところだけとり入れる
✔︎団体に所属しているんだから、団体運営側が私たちの面倒を見るのは当たり前と考えて、要望や不満ばかりをいう
協会運営の例をあげると
✔︎協会の利益が上がることばかり考えて、所属講師の労力や仕事として成り立つかどうかを考えず規約を勝手に決める
こういった考え方で行動していると、「あの人(あの団体)には注意した方がいい」と言う話が、自分が知らない間に広まってしまったりすることがあります。だって自分を映してくれる鏡は近くにありません。もし鏡があったとしても、気がつかないで通り過ぎてしまっているのです。

「人がどう言おうと関係ない」と思う人はそれでも構わないと思います。しかし、それは果たして運営を続けていく上で、本当にメリットになっているでしょうか?そんな姿勢をいちばんに感じ取るのは、他の誰よりも、受講してくれる生徒さん達ではないでしょうか?
目先の利益ではなく、仕事として続けていくために本当に自分にとって大切なことは何か?
私が言った自分のために頑張れる人とは、そういう考え方のできる人です。
まず考えを理解してもらえるよう努力し、相手を鏡と思って自分を見つめ、先に与えることから始めれば、必ず返してくれる人がいる。そんな人と出会えた時、その人は自分のパートナーとなり得る存在かもしれません。
私にとって上田がそうであるように、
日本糀協会にとってのパートナーは、糀エヴァンジェリズム研究会所属の講師たちです。そして、講師たちにとってパートナーとして認めていただける団体であり続けられるように努力してまいりたいと考えています。
もっと成熟した関係を目指して

日本糀協会が目指すのは、図1の健全な関係から、図3のもっと成熟した関係です。自分とパートナーは、それぞれ協会と研究会所属講師に置き換えてみてください。
そこには、共通の目的意識だけでなく、お互いへの理解と、利益の供与があります。
まずは相手を通して自分を見つめることで、相手の事がもっと理解できるようになる。
自分のパートナーとして、日本糀協会とぜひこんな関係を築いて行きたい!そう思われる方は、養成講座を経て糀エヴァンジェリストに認定された暁にはぜひ、糀エヴァンジェリズム研究会においでください!
※特に所属の強要はしておりません。あくまで任意で加入する研究会です。
※講師業をするつもりがない方も、養成講座の受講は大歓迎です!実際に、自分や自分のご家族・友人たちのために役立てていらっしゃる方は多数いらっしゃいます。学べる内容と受講後のフォローには自信があります!
私たちの目的は、糀の良さを伝え広める事で皆さんの生活の質を上げること
糀がこんなにいいんだよ!と広めることが目的ではありません。糀の便利さや使い方を広めることによって、知ってくれた人の生活の質が上がること。

ここがなければ、糀の良さを伝えることの意味は、ほとんどないと言っても過言ではありません。
先生の講座に来てよかった
先生から教えてもらってよかった
生徒さんたちが、本当に心からそう言ってくれるのは、生徒さんたちの生活が楽になったり、楽しくなったり、充実感があったりすればこそ。
同じ内容を伝えていても、講師の目的がそこを向いていなければ、そんな感想は聞けないでしょう。
誰かが喜ぶ顔が想像できる。そんな仕事をするためには、選ばれる講師である必要があります。私たち日本講師協会と一緒に、そんな講師を目指しませんか?
日本糀協会で糀料理インストラクターになろう❗️
現在、日本糀協会では、お料理の先生に特化した「糀料理インストラクター(仮)」の養成コースを公認講師・糀エヴァンジェリストの皆さんと考案中。

これまでは、糀の基礎知識を始め、人体の医学的なことや栄養学、酵素学などを座学で勉強することの多い「糀エヴァンジェリスト」を養成していましたが、その中でも、もっとお料理と並んで勉強できる講座があれば…との声もあり、この度このコースを新設することとなりました。
協会の所属講師たちが、これまでの自分たちの「もっとこんなのが欲しい!」を形にしていく初めての講座。
完成・公募までの取り組みや、私たちの考え方、このコースで何を得てもらえるのかなど、出来上がるまでの過程をみなさんにもご報告しながらやってまいりたいと思っております。
「私もいますぐ一緒に取り組んでみたい!」
そんなあなたは、今すぐ糀エヴァンジェリスト養成講座へ!

「座って勉強ばかりは自信がないけど、しっかりお料理と一緒に学んでみたい!」
そんなあなたは、糀料理インストラクターコースの出来上がりを一緒に応援してください!
まずは、こちらの【日本糀協会・講師養成プロジェクト専用LINE @】へ!
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1.2回しかお知らせしていないのに、思った以上の方がご興味を示してくださり、大変うれしく思っております!こちらのLINE@の初配信は6/10の月曜日!日本糀協会・講師養成プロジェクト。どんな形で進んでいくのかを楽しみにお待ちください。
※一般のLINE@とは違い、日本糀協会の資格講座にご興味がある方にだけ情報をお伝えするLINE@です。講師の生の声、活動情報など「日本糀協会の今」を配信いたします!